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あかにしみる

6月に摩文仁で展示した作品を糸満米須にあるCAMP TARGANIEで展示しました。

真っ赤な壁が特徴的なこの美術館は、私設の美術館です。

この土地でなくなった多くの人々に、命の水を染み渡らせたいと思い、「あかにしみる」と題して、小さなドローイングにストーリーを付けて、併せて展示しました。

黒潮チャンプルー
沖縄・台湾現代美術交流展

2015.11.7〜11.29

CAMP TARGANIE artist farm

 

キュレーター兼コーディネーター   朱 庭逸
コーディネーター  水谷篤司
出品作家/
沖縄 平良 亜弥・児玉 美咲・小橋川啓・宮城オサム
      出品作家/台湾側 陳奕彰・黄建樺・夏愛華・邱 國峻

 

タコがおっこちた

CEPHALOPOD INTERFACE展で「タコがおっこちた」というお話を出展してました。

 

今日は天気が良いのでみんながたこあげをしています。

 

急に強い風が吹いてきて、空のタコたちは吹き飛ばされてしまいました。ピュー。

 

タコはぐるぐるからまってしまいました。 タコぐる タコぐる ぐっちゃぐっちゃ。

 

ぐるぐるタコのかたまりは海にまで流されてきました。

 

タコのかたまりは海に吸いつけられるように海のなかに近づいていきます。かたまりのタコたちは、こんな絡まったままではおぼれてしまうと、ジタバタジタバタ。

 

ジタバタ ブクブク ジタバタ ブクブク。

 

ジタバタするタコたちをからかって、小魚たちがからまったタコをこちょこちょ。 

 

からまった糸をこちょこちょ。 タコのかたまりはだんだんとほどけていきました。

 

今日はいいお天気。タコは空色の海で泳いでいます。

 

CEPHALOPOD INTERFACE
2015.10.12〜10.23
University of Hawaii Manoa Departemt

of Art and Art History Commons Gallery

 

黄色いバラのエピソード
私はこの場所を知っている

北海道と沖縄の交流プログラムー知らない土地に思いを巡らせることや、どこかにいる誰かを思ってふと出てくること、ささやかなものたちが響き合って手紙のやり取りのように、空に散りばめられる星のように、緩やかに交流が続いている。

そこから生まれたフリーペーパー「kotooha」は、日々の生活で生まれてくる、とりとめのない言葉や音や風景、作品になる前のカタチなどをその時々のテーマで出し合って出来上がる。

kotonoha展は、それぞれの作品が沖縄で待ち合わせて、そこからおしゃべりが始まる瞬間のような、展覧会だと感じています。
2011年に発表した「黄色いバラのエピソード/Episode of yellow rose」とあわせて、幼少期に住んでいた場所を訪れ、描いたドローイング「私はこの場所を知っている」を展示しました。

 

kotonoha展

2015.7.18〜7.20

琉球大学・研究者交流施設・50周年記念館

秋元さなえ、平良亜弥、玉寄真季子

當銘友紀、中村絵美、森本めぐみ

こぼれる しみる うかぶ けしき

糸満市摩文仁にある沖縄県平和祈念資料館、沖縄平和祈念堂、 そして平和祈念公園内において開催された「Mabuni Peace プロジェクト」。

第二次世界大戦最後の激戦地となった沖縄で、 多くの住民が島の南端まで追いつめられ、尊い命を失った摩文仁には、 今、国籍や軍人、民間人の区別なく、 沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ「平和の礎」が建っています。 この地で、鎮魂の意を表すと同時に、今を生きる者のために生命と自由を讃え、 平和を希求する心を表現することをコンセプトに、 絵画、彫刻、映像、インスタレーションといった 様々な表現方法で制作してきた作家たちが参加しました。 (Mabuni Peace プロジェクト趣旨より)

 

ここで、私は鏡を素材にした「こぼれる しみる うかぶ けしき」を発表しました。

泣きたくなるようなことが起こり、悔しく、 涙を堪えなければいけないことが多くある。

泣きたい時に泣けないような状況の中で、溜め込んだものを外に出し、 泣きたいだけ泣いて、その先の未来に何を残すのか、 残したいのか、残すべきかを考えられる世の中にしたい。

考え続けるしぶとさと、生きていくためのしなやかさを身につける。 鏡面に直接ドローイングを施した作品は、 未来に残していきたい景色を想像しながら、 手紙をしたためるように、描いていきました。


Mabuni Peace プロジェクト

2015.6.1〜6.28

沖縄県平和記念資料館

沖縄平和記念堂

平和記念公園内

 

Preparation02

Preparation02の会場は、旧若松薬品ビル。

ここは2010年まで、私の母方の祖父が薬局におろす問屋をしていて、その事務所兼倉庫だった場所です。閉店後は、上村豊さんのスタジオとして、「旧若松薬品ビル」として活用されています。

 

思い出の場所

新しい場所へと変化する

 

1Fスペースでは、うえのいださんとカラーズハウスさんの手作りおやつの販売と、くつろぎスペースとして解放し、急な階段を上って2Fに展示スペースを設置しました。

問屋ならではの建物の構造になっていて、1Fの天井一部から荷物を上げ下ろしできるように四角い穴が空いています。そこから、1Fからは2Fで話す声が、2Fヘも1Fで話す声が、かすかにこぼれてきます。


「Preparation展」は、作品のことや空間のことや美術の在り方とか、活動の今後のこととかを考えるための、緩やかな企画として実施しています。

 

 

Preparation02

2015.3.21〜3.31

旧若松薬品ビル 那覇市壺屋1-4-4

大城あゆみ、平良亜弥

 

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