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つながれゆくいのち

台湾高雄で開催された沖縄・台湾現代美術交流展『混炒黒潮』。

チャンプルーという言葉は沖縄では炒め物の料理の名前で、様々な文化を融合する意味をもちます。沖縄と台湾は中国、日本、東南アジア、アメリカなど、様々な文化が混ざり共通点も多くあり、両方とも違う物を受け入れる心や、いろんな問題を抱えながら前に進まなければいけない状況が続いています。

お互いの土地で制作をしているアーティストが作品で交流をするという試みが10年以上続いていることは、とても重要です。

2018年、私は「つながれゆくいのち」という作品を出品しました。

風景が変わるということはどういことなのでしょうか。生命(いのち)ということばからイメージするものが、 人間のいのちをさすだけはないことを心にとめるにはどうしたらいいのでしょうか。

自然界というのは、同じようで、同じ瞬間はないのでしょう。 人間は、どうして同じことを何度も繰り返すのでしょうか。

人間である自分自身に問いかけます。 そして、今がなぜ、このようであるのかも問いかけます、静かにでも強く。

沖縄・台湾現代美術交流展  混炒黒潮2018

2018.4.22〜5.20

新浜碼頭藝術空間/台湾高雄

キュレーター:陳奕彰
参加:平良亜弥、平敷傑、早川信志、児玉 美咲、林怡君

若山大地、吳佩珊、宮城久里夫、黃景濬、頼永興

つながれゆくいのち Life to be connected

2015年から毎年6月に開催される『マブニ・ピースプロジェクト』。2018年は新たに済州からのアーティストが加わり、交流もはじまりました。6月、元ひめゆり同窓会館(現在ひめゆりピースホール)で、11月には、済州4・3平和記念館での巡回展も行われました。
人々や土地の記憶に対して、今を生きるものとしてどう向き合うことができるのかを考えられればと、台湾で発表した作品に比嘉座の「ちゃん」と沖縄で撮影された8mm映像を重ねました。
糸をたぐるように、途切れることなく脈々とつながり、つむがれるようにして今は形成され、全てのいのちが存在している。場の意味とともに、今ここに生きることを考える場になればとおもい制作した作品です。

 

つながれゆくいのち Life to be connected

インスタレーション/2018

映像:「ちゃん」「沖縄8mm映像」(1955〜1970年代中頃)

映像協力:比嘉陽花/比嘉座、真喜屋力/シネマ沖縄

 

すでぃる -Regeneration-

マブニ・ピースプロジェクト

2018.6.4〜6.30

沖縄県平和記念資料館・平和記念公園内、白梅の塔

CAMP TARGANIE artstic farm、ひめゆりピースホール

沖縄と済州 交流美術展

2018.11.23〜12.7

4・3平和記念館/済州島

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